吸い玉療法(カッピング)について

吸い玉療法(カッピング)について(※症状についての説明動画あり ►)

カッピング

吸い玉療法とは古くからある民間療法のひとつで、西洋ではカッピングとも呼ばれています。紀元前に中国で作られた書物に抜罐(ばっかん)や吸い玉を意味する記載があり、ギリシャやエジプトなど西洋でも紀元前から青銅や陶器などを用いてカッピングが行われていたと言われています。日本にはおよそ6世紀頃に伝わり、世界中で古くから行われています。

現在でも、中国では鍼灸科や推拿科(マッサージ科)で使われており、スポーツ界ではパフォーマンスアップの目的で取り入れられています。他にも、健康や美容にも効果があることから、ハリウッドセレブにも多くのファンがいるほどメジャーな療法です。

吸い玉(カッピング)とはどのような治療法なのか?

カッピングの効果

吸い玉(カッピング)は、ガラスやプラスチックなどで作られた吸い玉用のカップを皮膚に吸い付かせ、カップと皮膚の間の空気を抜いて、皮下組織や筋肉を吸引します。滞った血液やリンパの流れ、溜まった老廃物を強制的に流すことで、吸い玉をした場所の血流改善と組織の疲労回復に効果があります。

また、スライドカッピングといわれる吸い玉とオイルを使って背中や脚全体の血流改善やこりをほぐす方法もあります。中国では走罐(そうかん)と呼ばれています。スライドカッピングは肌にオイルを塗り、その上に吸い玉を吸い付かせ、皮下組織や筋肉を吸引した状態のまま肌の上を滑らせます。

吸い玉と肌の間にオイルがあることで、皮膚を保護したまま背中全体や脚全体の筋肉をほぐし、リンパや血液の滞りを改善して老廃物を押し流すことができます。肌へのダメージも少なく、吸い玉の痕も残りにくくなるため人気があり、リラクゼーションとして多くの人に支持されています。

吸い玉(カッピング)はこのような方に効果的です

・冷え性、むくみがあると感じる方
・首や肩のこり、腰痛にお悩みの方
・疲労が溜まり、なかなか回復しない方
・婦人科疾患で悩まれている方
・頭痛に悩まされている方

注意点

吸い玉(カッピング)といえば、紫色の痕ができてしまうことが知られています。これは吸い玉の吸引圧によって体内に滞っている血液が皮膚表層に引き上げられて起こるものです。 東洋医学では瘀血(おけつ)と呼ばれており、血液の流れが悪くなって老廃物を多く含んだドロドロの血液があると、紫色の痕ができてしまいます。

吸い玉の痕は、健康な人や体力がある人は、7〜10日くらいで消えますが、体調が悪い人、普段からや血行・リンパの流れが悪い人、冷え性の人ほど濃く出て、消えるまで長い日数がかかる傾向があります。しかし、痕は必ず消えるのでご安心下さい。

また、吸い玉(カッピング)を継続して受けることで血流や体質が改善され、痕が消えるまでの日数も次第に短くなっていきます。

人によっては、吸い玉(カッピング)を受けた後に、身体のだるさや眠気、痛み、微熱などの症状が出る場合がありますが、これは身体に溜まっていた老廃物を一気に流して、身体全体を回復させるために起こる現象です。

吸い玉(カッピング)を避けた方が良い方

・心臓疾患(特に心筋障害や心臓弁膜症)の方
吸い玉をすることで微小な血栓ができる可能性があるため、控えた方が良いでしょう。

・内分泌疾患の方
クッシング病やアジソン病などの免疫力が低下しやすい疾患をお持ちの方は、吸い玉をした場所の皮膚の免疫機能やバリア機能が低下して感染症を招く恐れがあるため、避けた方が良いでしょう。

吸い玉は当院へお任せください!

スタッフ

吸い玉療法(カッピング)は血液やリンパの流れを良くして滞りをなくし、体内の血液をきれいにすることで、冷えやむくみを改善します。また、筋肉のこりや疲労の回復を促すことで、自律神経も同時に整えていきます。自律神経が整うことでストレスが溜まりづらくなり、ホルモンバランスの乱れや不眠、便秘などの身体の不調が改善されます。

吸い玉と鍼灸治療を併用することで、吸い玉の効果が長持ちするようになります。定期的にメンテナンスを行うと免疫力もアップして、体調が崩れにくい身体をつくることが可能です。お気軽にご相談ください。

吸い玉療法(カッピング)の施術方法

吸い玉療法(カッピング)を動画でわかりやすく説明していますので、ぜひご覧ください!

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