起立性調節障害について

起立性調節障害について


起立性調節障害とは、自律神経の機能が低下し、血液の流れや血圧の調節がうまくいかなくなることが原因で起きる症状です。

普通、人は立ち上がるときに自律神経の一種である交感神経の働きで、重力によって血液が溜まりやすい下半身の血管を収縮させて心臓へ戻る血液の量を増やすことで、血圧をコントロールしています。

しかし、この交感神経の働きが乱れてしまうと、心臓へ戻る血液量が減少して血圧の低下を引き起こす事で、脳への血流が低下してしまい、めまいや動悸、失神などの症状を起こしてしまいます。

自律神経の機能が低下する要因

・発育による自律神経の乱れ

・水分の摂取不足

・運動不足

・精神的なストレス、などがあると言われています。

一説には、起立性調節障害に悩む患者の約半数に遺伝傾向があるとも言われています。

起立性調節障害でよく見られる症状

・朝なかなか起きられない

・立ち上がったときにめまいや失神が起こる

・動悸や息切れがする

・お風呂に入っている時や嫌な事があると気分が悪くなる、などがあります。

一般的に、午前中に症状が強く出ることが多く見られ、午後になると軽減もしくは消失していくの傾向があると言われています。そのため、人によっては昼夜逆転生活になってしまうケースもあります。

起立性調節障害の症状は他の多くの疾患でもみられるため、血液検査、画像検査など、症状にあわせて必要な検査を行ない、鉄欠乏性貧血やてんかんなど他の疾患でないことを確認することが大事です。

起立性調節障害の治療

薬物療法なども行われていますが、効果が見込めない場合が多いため、まずは日常生活の改善から始めます。

例えば、

・立ち上がるときは頭を下げてゆっくりと起立する

・できるだけ長時間の起立は避ける

・毎日30分程度のウォーキングで筋力低下を防ぐ、などが指導されます。

また、体の中で循環している血液量を増やすために、1日あたり2L前後の水分と塩分10gを摂ること、夜は元気になったとしても、早めの就寝を心がけることも大切です。

そして、起立性調節障害は怠け癖ではなく、自分の意思ではコントロールすることができない体の病気です。

そのために、保護者や学校など周囲の人が病気への理解を深め、患者をサポートしていく環境を作ることが不可欠になります。

起立性調節障害の事なら当院にお任せ下さい


今まで見てきたように、起立性調節障害は自律神経の乱れや障害により起こっているために、自律神経の乱れの改善に優れた効果がある鍼灸治療が有効な場合もあります。

起立性調節障害でお悩みの方は是非、当院へご相談下さい。

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